第23回『殿様街道』探訪ウォークin秋 開催報告

紅葉の中、晩秋の古道を歩く「殿様街道」探訪ウォークin秋が開催されました。札幌方面では雪の便りも聞こえる中、この日の千軒地区は穏やかな天候でそれほど風もなく、ウォーキングには絶好の日和となりました。
今回の参加者は、遠くは東京都から、道内では札幌からの方もいらっしゃり、年々知れ渡っていることを実感しました。

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開会式では、主催者の千軒地域活性化実行委員会・佐藤会長のあいさつに始まり、一緒に歩いてくださる福島町の鳴海町長、同時開催の「ブナの森100年観察林観察会」主催の渡島総合振興局西部森林室の熊谷室長にご挨拶いただきました。

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今年は道有林創設110周年ということで、実行委員会で作成したくす玉を関係者で割ってお祝いしました。

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みなさんを案内してくださるガイドの皆さんを紹介し、ガイド長の笹島さんから皆さんに歩く際の注意事項を説明しました。
そして福島町史研究会の会長でもある弊社の社長が、今回の歴史テーマである『松浦武四郎の道』について出発前に概略を説明しました。その中で、独自の調査により少なくとも3回は武四郎が殿様街道を訪れていること、その際にこの地で描いた絵の場所をおおよそ特定できたことなどを説明すると、歴史好きの皆さんは非常に興味を示していました。

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キャプチャ7ガイド長の笹島さんを先頭に落ち葉を踏みしめながら進み、幕末の砲台跡や国鉄松前線跡とその鉄橋、江戸時代の茶屋跡などでは歴史解説などを加えていきました。
西部森林室による「ブナの森100年観察林」では、この10年間にどのくらいブナの木が成長したかを確認、樹齢200年の巨木ブナでは、皆さん、その大きさに圧倒されていました。
昔の茶屋を再現した休憩場所では、難所の坂を登り終えた参加者にお茶とそばまんじゅうをふるまい、一息をついてもらいました。

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約7キロのコースを4時間ほどかけて歩いた後は、千軒の新そばを食べ、十割そばの風味を味わっていただきました。地元のお母さん特製の団子汁も好評でした。
最後は北海道の無形民俗文化財である松前神楽を鑑賞していただきましたが、最後に奏上される恒例の獅子舞が、いつもとは違う内容となっており、リピーターの方にもとても喜んでいただけました。

ご参加いただいたみなさんからは「また来たい」と言ってもらえるなど、大変楽しんでいただけたようでした。裏方としてお手伝いしている私たちもとても励みになりました。次回の開催もどうぞ楽しみにしていてください。