7月23日(土)福島大神宮境内。第16回目となる「かがり火コンサート」が開催されました。
この日は午前中から風が強く、かがり火をたくことができないのではと心配しましたが、演時間には見事に静かな風となり、かがり火の幻想的な光と音の中で開催することができました。
午後6時30分、実行委員会の中塚代表の挨拶が始まるころには会場はたくさんのお客様で埋まりました。
そしていよいよ開演。第1部では福島町松前神楽保存会により、松前神楽4座が奏上されました。中でも中学生の女子二人による「八乙女舞(やおとめまい)」と、宮司が真剣を使い四方の悪を祓う「注連祓舞(しめはらいまい)」には会場からひときわ大きな「よーそろー」の声が響いていました。
そして、東京から来ていただいたピアノとボーカルのユニット『ココペリ』のライブ。ピアノの林正樹さん、ボーカルのさがゆきさんはともに国内・国外で活躍する実力派です。さがゆきさんの天空を自在に舞うと評される声は、まさに神域・福島大神宮に響く精霊の
歌声のようでした。
最後には松前神楽の笛や太鼓との即興のセッションが実現。電子ピアノに松前神楽の笛・太鼓が織りなす和と洋の融合。そこに響くさがさんの声はまさに現代の巫女といえるものでした。
まさにこのコンサートでなければ聞くことのできない世界に、会場を埋めた観客の皆さんもとても喜んでくれました。