10月23日(土) 中塚徹朗社長が副会長を務める福島町千軒地域活性化実行委員会による「殿様街道探訪ウォーク」が関係者のみで開催されました。
例年春と秋の2回開催となっていますが、春に続き今回もコロナ禍により規模を縮小して開催されました。
ブナの森100年観察林観察会も同時に開催されました。
また、日本山岳会北海道支部からも4名の参加があり、同会が2025年に設立120周年を迎えるにあたり刊行する予定の「日本の山岳古道120選」に殿様街道が選ばれ調査の対象となったことが藤木俊三支部長から発表されました。
開会式では、共催のどうなん・追分シーニックバイウエイルート事務局の佐藤好子さんから中塚社長へ、長年の尽力への感謝のしるしに花束が贈呈され温かい拍手に包まれました。
その後、函館市在住の講釈師荒到夢形氏による演題「遠山金四郎の父 遠山景普」が披露され、殿様街道を景普が通った経緯が語られました。
その後、約7キロの道程を30人ほどの関係者が4時間ほどかけて秋の散策を楽しみました。
福島町史研究会の会長でもある中塚社長と福島町鈴木志穂学芸員により、松前藩が設置した箱館戦争時の砲台跡や蠣崎波響と松窓乙二の現地を描いた書画や街道の難所である四十八瀬にまつわる松浦武四郎の記録など解説がありました。
秋の紅葉のなか日本山岳会や関係者は殿様街道の歴史の奥深さと多彩さにそれぞれ驚いていました。
また春に、みんなで殿様街道を歩くことができるように願っています。