第17回かがり火コンサート ~松前神楽と現代音楽の融合~ (1)

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8月4日(土)福島大神宮境内。第17回目となる「かがり火コンサート」が開催されました。
北海道も連日の暑さが続いていましたが2日ほど前から急に涼しくなり、この日も過ごしやすい天候と気温になりました。
かがり火の幻想的な光と音の中、いよいよ開演です。

「シーニックdeナイト」と題し、境内へと続く参道を、ペットボトルキャンドルがほのかな明かりで照らし出します。
ステージ後方に飾られた染布は、札幌在住の染色家でありこのコンサートの生みの親の一人でもある長谷川雅志さんの作品です。
その大きな存在感がコンサートの雰囲気を大きく盛り上げてくれます。

午後6時30分、実行委員会の代表である弊社社長の挨拶が始まるころには会場はたくさんのお客様で埋まりました。
今年は特に福島町以外からのお客様が多かったように思われました。さらには小さなお子さんを連れた若いご夫婦もいらっしゃいました。
もしかすると、今回のゲスト、おおたか静流さんがNHK教育テレビの「にほんごであそぼ」にご出演されているからかもしれません。

第1部では福島町松前神楽保存会により、松前神楽5座が奏上されました。

五穀豊穣を祈願する「福田舞(ふくだまい)」
弓矢を持ち四方の魔を退散する「神遊舞(かんあそびまい)」
巫女(みこ)さんが舞う「鈴上舞(すずあげまい)」
宮司が真剣を使い四方の悪を祓う「注連祓舞(しめはらいまい)」
そして最後は「獅子舞(ししまい)」

宮司がダイナミックに真剣を振るう注連祓舞にはひときわ大きな「よーそろー」の声が響いていました。